ちょっとなら遅れても大丈夫だろう。もう少しなら大丈夫だろう。
と安易に考えていると、遅延よりも重い「延滞」という問題に発展します。
では、いつまで返済を遅らせると延滞になるのか？
もし連絡せずに放置しているとどうなるのか？
これらについて詳しく見ていきましょう。
延滞と遅延の違いを確認
たった1日だけでも返済に遅れると「延滞してしまった...」と思うかもしれません。
でも、数日など短期間の遅れは、延滞ではなく「遅延」と扱われます。
（ただし、遅延損害金などのペナルティは発生する）
なので、返済に遅れたからといって、必要以上に落ち込まなくても大丈夫です。
とはいえ、遅延をそのまま放置するのはNGです。
遅延が一定期間続くと「延滞扱い」になるからです。
アコムの返済をいつまで遅らせたら延滞になるの？
アコムなどの金融業界において、延滞は”61日以上または3ヵ月以上にわたる遅延のこと”を指します。
なので、遅延が2〜3ヵ月続くと延滞扱いになると言えます。
ただし、毎月遅延をしている／過去に遅延を繰り返している場合は、2〜3ヵ月未満でも延滞扱いになる可能性があります。
延滞になるとどんな問題が生じるの？
アコムの返済を延滞すると、主に下記の問題が生じます。
- 遅延損害金
- 利用停止
- 信用度低下
- 限度額引き下げ
- 督促状
- 信用情報機関への記録
- 強制解約
それぞれの詳細が次の通りです。
遅延損害金
1日でも遅延した時点で生じますが、期間が長引くとほど額も膨らみます。
また、遅延損害金の計算式が下記の通りです。
- 残高×遅延損害金利率÷365日（うるう年は366日）×延滞日数
利用停止
遅延損害金と同じく、遅延した時点でアコムの利用が停止されます。
延滞分と遅延損害金を支払わないと、停止が解除されません。
信用度低下
数日ならまだしも、それ以上遅延が長引くと信用度が著しく低下します。
返すべきお金を返していないわけですからね。
信用は目に見えませんが、今後アコムを利用する上で悪影響がでてきます。
（増額審査で不利になるなど）
限度額引き下げ
返済を延滞すると「返済能力に問題あり」と判断されます。
その結果、現在設定されている限度額が引き下げられてしまいます。
一度引き下げられると、もとの限度額に戻す（増額する）のはとても難しいです。
督促状
いつになっても返済がない。返済する意志がない。
このように判断されると、アコムから自宅宛てに「督促状」が届きます。
記載されている内容は、支払期日や支払額、期日までに支払いがない場合が法的手続きに移るといったことなどです。
信用情報機関への記録
延滞扱いになると、その情報が「信用情報機関」に記録されます。
アコムはJICC／CICの機関に加入しており、利用者の情報などがここに記録されます。
そして、加入している機関は情報を照会・共有できます。
そのため、延滞という情報が記録されると、アコム以外の利用にも悪影響がでてきます。
強制解約
返済能力・返済意思がまったくないと判断されると、強制解約が行われます。
ただ、強制解約になっても残高がチャラになるわけではありません。
なので、解約後も返済は続ける必要があります。
お金に苦しい時そう思いがちですが、返済を遅らせてしまうとのちのち取り返しのつかない不利な状況になるので絶対ダメです。
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いつまで延滞していてもいいの？
「いつまで」という明確な期限はありませんが、ギリギリのラインは2〜3ヵ月です。
（利用実績によって多少前後します）
2〜3ヵ月になると延滞扱いになりますから、遅延よりも重いペナルティが課せられます。
場合によっては法的手続き（給与差し押さえなど）が取られることもあります。
しかも、延滞という記録は最大で5年間、信用情報機関に残ります。
なので、この期間内は審査で不利な状況が続きます。
ここまで至らないよう、なるべく早い段階で返済することが好ましいです。
延滞をずっと放置しているとどうなるの？
放置していると、自宅や勤務先にアコムから催促の電話が届きます。
早朝〜夜中に電話はきませんが、1日で最大3回きます。
また、電話に対応しない場合は自宅宛てに督促状が届きます。
これも無視していると、裁判所が介入して法的手続き（給与差し押さえ）が行われます。
逃げ切ることは絶対にできません。
アコムから連絡が届いたら、無視せずちゃんと対応しましょう。
まとめ
数日の返済遅れは「遅延」扱い、61日以上または3ヵ月以上の返済遅れが「延滞」扱いになります。
延滞は遅延よりも重いペナルティが課せられますが、その代表例が次の通りです。
- 遅延損害金
- 利用停止
- 信用度低下
- 限度額引き下げ
- 督促状
- 信用情報機関への記録
- 強制解約
長引けば長引くほど自分の首を絞めるだけです。
早めにアコムに連絡をして、返済についての相談をしましょう。
お金に苦しい時そう思いがちですが、返済を遅らせてしまうとのちのち取り返しのつかない不利な状況になるので絶対ダメです。
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